俺は長田の“男友達”じゃないから
- 作家
- ろに, 保田飯飯
- 発売日
- 2025-01-31
- 価格
- ¥440
- ページ数
- 68ページ
- レーベル
- THE猥談
作品紹介
大学生の長田千晶は、彼氏に浮気された挙句フラれたばかり。いつもの飲み会で友人に愚痴をこぼしても、心は晴れない。そんな彼女の話をいつも隣で静かに聞いてくれるのは、男友達の大賀洋生。仲間内で「仲が良すぎる」とからかわれることもあるが、あくまで私たちは「友達」。そう、思っていたはずだった。 後日、大賀の部屋で開かれた宅飲み。千晶が遅れて到着すると、他の友人たちはすでに酔い潰れて帰るところだった。部屋の主である大賀もベッドで眠りこけ、残されたのは千晶ただ一人。散らかった部屋を片付けていると、静かな空間に彼の寝息だけが響く。意図せず始まった、二人きりの夜。 不意に目を覚ました大賀は、千晶の失恋をあっさりと見抜いていた。「お前もかよ」――彼もまた、彼女がいるフリを続けるのが「無理だった」と打ち明ける。お互いに恋愛で無理をしていたという予期せぬ共通点が、二人の間の「友達」という壁を揺さぶり始める。 「無理だった。長田以外」 静寂を破ったのは、熱を帯びた彼の本音。今まで保たれてきた均衡が、音を立てて崩れ落ちる。抵抗する間もなくベッドに押し倒され、唇を塞がれた。伝わってくるのは、酔いのせいだけでは説明できないほどの熱と、抑え込まれてきた激しい独占欲。昨日まで親友だった男の、知らない顔だった。 「止めるなら、今」 強引な腕の中で囁かれた、最後の猶予。もう後戻りはできない。友情と恋情がぐちゃぐちゃに混ざり合う、息もできない一夜が幕を開ける――。