「推し」に抱かれる順番が、私のとこまで回ってきた

作家
Luria, 保田飯飯
発売日
2024-07-19
価格
¥440
ページ数
66ページ
レーベル
THE猥談

作品紹介

メンズ地下アイドルのリーダー・シオくんは、愛莉にとって世界で一番大切な「推し」。ビジュアルは最高で、チェキ会では「ちゃんと食べてる?」なんて心配してくれる、頼れるお兄ちゃんみたいな人。ステージの上から向けられる笑顔も、接触イベントでの優しい言葉も、全部が愛莉をドキドキさせる宝物。彼に認められたい、特別なファンになりたい――そんな想いを胸に、今日も愛莉はライブに通い、お金と時間をシオくんに捧げている。 ライブ後のファン仲間とのカフェタイム。話題はやっぱりシオくんのこと。「昨日、朝まで飲んでたらしいよ」「DMしたら会ってくれた」…そんな会話が聞こえてくる。他の子たちが、ファンとアイドルの境界線を越えてシオくんと「繋がって」いるという噂。自分はそんな非公式な関係は望んでいないと思いつつも、心はざわついてしまう。そんな時、愛莉のスマホが震えた。通知画面に表示されたのは、シオくんからのDM。「アフターしてるの?」というメッセージに続き、他愛ないやり取りの末に送られてきた、たった一言。「来る?」――ついに、私の番が回ってきたの…? 高鳴る心臓を抑えられないまま、愛莉は友人たちに嘘をついて店を飛び出した。どうしよう、どうしよう! 期待と不安で頭がいっぱいになりながら、指定された場所へと走る。今日の下着は一番可愛いやつだったはず。シャワーはどうしよう。頭の中を駆け巡るのは、これから起こるであろう甘い時間への準備ばかり。そして、夜の街角で待っていたのは、黒いマスクで顔を隠した私服姿のシオくんだった。ステージの上とは違う、プライベートな彼の姿に、愛莉の緊張は最高潮に達する。 「来てくれてありがとう」――優しい声で手を引かれ、連れてこられたのはきらびやかなホテルの一室。二人きりの空間で、アイドルの仮面を外したシオくんが、ゆっくりと愛莉に顔を近づける。「てかさ、なーんで俺のタバコの銘柄知ってんの?」。ファンだから知っているはずの情報を、まるで初めて知ったかのように問い詰める意地悪な瞳。その視線に射抜かれ、何も言えなくなる愛莉。甘い言葉で油断させておいて、彼の大きな手がゆっくりと愛莉の服の中へと侵入してくる。もう、後戻りはできない。ファンと推しの関係が、今、溶けて壊れていく――。

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