宇良さんの"ただの後輩"から抜け出したいから、
- 作家
- Gabu, 保田飯飯
- 発売日
- 2025-05-05
- 価格
- ¥495
- ページ数
- 85ページ
- レーベル
- THE猥談
作品紹介
映画サークルに新入生として入部した本田渚。彼女の心を掴んで離さないのは、監督を務める先輩・宇良壮介の存在だった。クールで人をからかうような態度を取りながらも、その瞳の奥には確かな情熱が宿っている。新歓コンパでしつこく絡まれたところを助けてくれたのも彼だったが、次の瞬間には意地悪く笑ってからかってくる。そんな掴みどころのない魅力に、渚は抗うことができず、ただ彼に認められたい一心でサークル活動に打ち込んでいく。 真面目な仕事ぶりが認められ、少しずつ“ただの後輩”から距離が縮まってきたと感じていた、卒業前最後の合宿。夜、二人きりになった瞬間、宇良は渚の想いを見透かしたように核心を突く。「好きな男でもできたのか」――その問いに動揺を隠せない渚に、彼は追い打ちをかけるように囁いた。「俺は、好きな女としかヤらない」。そして、覚悟を試すように「俺と寝る時、わかってる?」と問いかける。憧れの先輩からの、あまりにも直接的な誘い。渚は震える声で「わかってます」と答えるのが精一杯だった。 ついに二人きりになった宇良の部屋。憧れの人の服を借り、同じベッドに入る。これで関係が変わるはずだったのに……宇良は何もしてこないどころか、渚に背を向けて固まってしまう。「なんでこっち向いてくれないんですか?」。渚が彼の肩を引くと、そこにいたのは顔を真っ赤にして動揺を隠せない、いつもの余裕な姿とは似ても似つかない宇良だった。余裕そうに見えて、本当は全然違う。そんな不器用で愛おしい素顔を見てしまったら、もう止まれない。渚は“ただの後輩”でいることをやめるため、自ら彼に唇を重ねる――。