年上後輩 船井くんに”愛されてる”ってわからされる
- 作家
- Meyto, 保田飯飯
- 発売日
- 2024-06-21
- 価格
- ¥440
- ページ数
- 67ページ
- レーベル
- THE猥談
作品紹介
契約社員として働く私に、入社3年目の春、初めての後輩ができた。教育係を任された相手は、なんと私より年上の男性、船井くん。全然先輩らしく振る舞えないポンコツな私を、彼はまっすぐに「先輩」と呼び、子犬のように慕ってくれる。やりにくさを感じながらも始まった指導の日々だったが、船井くんは私が想像するよりずっと優秀だった。嫌味な同僚からスマートに庇ってくれたり、冷静に仕事をこなしたり…。頼もしい彼に惹かれていく一方で、正社員登用をかけた私の立場はどんどん危うくなっていく。後輩に先を越される焦りと、先輩としてのちっぽけなプライド。そして、日に日に募っていく彼への淡い想い。複雑な感情に押しつぶされそうになる中、無情にも契約期間満了の日が訪れてしまう。 送別会の帰り道、悔し涙が止まらない私を、船井くんが力強く引き留めた。「先輩と会えなくなるの、嫌です」――思わずこぼれた本音を合図に、彼の何かが、ぷつりと切れた。私の家とは逆方向へ走り出す車、路地裏に停められ、エンジンが切られる。吐息がかかるほどの距離で囁かれた「駄目ですか」という一言に、私はもう抗う術を持たない。これまで後輩として見ていた彼の瞳に宿る、熱く雄々しい光。これは同情? それとも…。年下だと思っていた彼に、一人の男として、その激しい独占欲と底知れない愛情を、全身で”わからされる”甘く長い夜が、今、始まる。