どうしようもないM女でもいいですか

作家
稲戸せれれ, 保田飯飯
発売日
2024-02-09
価格
¥385
ページ数
44ページ
レーベル
THE猥談

作品紹介

私は、声が低くて目つきもきついせいか、男性からは決まってSだと期待される。でも、本当の私は違う。顔がぐちゃぐちゃになるまで叩かれたいし、意識が飛ぶまでめちゃくちゃにされたい……そんな願望を抱える、超弩級のM女だ。このどうしようもない性癖のせいで、恋愛にはいつも臆病だった。もし好きな人ができても、先に身体の相性を確かめなければ先へは進めない。後から拒絶されるのが、何よりも怖いから。誰にも言えないこの秘密は、私の心を重く縛り付けていた。 そんな私の日常に、最近少しの変化があった。職場でペアを組む上司の松村さん。仕事がずば抜けてできるけれど、何を考えているのか分からないミステリアスな人。そんな彼と、ひょんなことからゲーム友達になったのだ。週に一度、深夜にオンラインゲームをしながら、私のくだらない恋愛話に付き合ってもらうのが恒例になっていた。職場では見せない彼の意外な一面に、少しずつ心を許しかけていたのかもしれない。 その夜も、いつものようにゲームをしながら他愛ない話に興じていた。私の恋愛がうまくいかない話題になると、松村さんは楽しそうに核心を突いてくる。「彼氏とか作らないの?」「性的に、合う人がいないとか?」――どきりとする私に、彼はヘッドホンの向こうから、こともなげに爆弾を投下した。「本当はドMだもんね?」……え? なんで、知ってるの? 長年ひた隠しにしてきた私のすべてを、いとも簡単に見透かされた瞬間だった。 思考が停止する私に、松村さんは追い打ちをかけるように甘く囁く。「どうしようもないMなんでしょ? だからさ、明日の夜…僕の家においでよ」。それは、冗談にしてはあまりに危険な誘いだった。翌日、会社で一日中彼の真意を測りかねていた私を、松村さんは有無を言わさず連れ出す。掴みどころのない上司の家で、一体何をされるの? 見抜かれた私の本性は、この人にどこまで暴かれてしまうのだろうか。期待と恐怖が入り混じる、長い夜が始まろうとしていた。

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