“ファンと演者”だった西嶋さんが“兄さん”になってそして、
- 作家
- 詩野エリス
- 発売日
- 2025-05-30
- 価格
- ¥990
- ページ数
- 80ページ
作品紹介
若手芸人の向井には、誰にも言えない秘密があった。それは、同じ事務所の先輩で「兄さん」と慕う西嶋が、かつて自分が人生を懸けるほど熱狂した“推し”その人であること。ファンだった過去は胸の内にしまい込み、ただの仕事仲間として距離を保つ日々。憧れの人がすぐそばにいるのに、その関係は一向に進展しない。そんなもどかしさを抱えていたある夜、事件は起きる。 芸人仲間である竹内の部屋で、3人で飲んでいるうちに西嶋が酔い潰れてしまう。憧れの人の無防備な寝顔を前に、千載一遇のチャンス…かと思いきや、事態は最悪の方向へ。向井とセフレ関係にあった竹内が、眠る西嶋のすぐ横で彼女の身体を求めてきたのだ。「西嶋さん、起きないから」――その言葉を合図に、背徳的な時間が始まる。憧れの人がすぐそこで眠っているというのに、別の男に激しく抱かれる屈辱と快感。バレてはいけないという恐怖と、抗えない興奮が向井をぐちゃぐちゃにかき乱していく。 しかし、もしも、この喘ぎ声が届いていたら…? 後日、西嶋はそれまでの穏やかな「兄さん」の仮面を脱ぎ捨て、剥き出しの嫉妬と独占欲を向井に突きつける。「あんな声出すんですね」――その一言を皮切りに、二人の関係は暴走を始める。強引にホテルへと連れ込まれ、初めて体を重ねる中で明かされる衝撃の事実。実は西嶋もまた、客席にいた“ただのファン”だった向井を、ずっと昔から特別に意識していて…。 “ファンと演者”から始まった歪な両片思いが、今、熱を帯びて交錯する。
購入者レビュー
全6件を見るお笑いを濃いめに愛する者です。地方ゆえに漫才出番やユニットライブに足を運ぶことはできないもののラジオを中心に日々お笑いに生かされているために、もし自分の好みと違えていたらどうしようという不安は常より強くあったのですがそんなもの吹き飛びました。買ってよかった。ほんまによかったです。 作画担当の漫画家さんが後書きでおっしゃられていますが、登場する二人の男性のキャラがそれぞれめちゃくちゃ立っています。とくに西嶋さんはその風貌から「多分大喜利強いんだろうな」「劇場とお笑いファンからめっちゃ支持されてて、後輩や同期のYouTubeに出演するとめちゃくちゃ湧くんだろうな」「賞レースの予選ネタ動画や、劇場YouTubeアカウントに上がるネタ動画に『マジで売れてくれ』『何で売れてないの』『おれたちの〇〇』系のコメントめっちゃつくタイプの漫才師だろうな」まで想像できてたまらんかったです。実在する漫才師の方3名くらいの要素をギュっと集めたような顔立ちと、声の想像がつくような表情本当に素晴らしいです。 意図されたものではないとは思うのですが「向井」という主人公ちゃんの名前も芸人っぽくていいな、と。フェミニンな顔立ちのラジオスターっぽいですね。作中の向井ちゃんは芸人は辞めてしまうのかな、西嶋さんを支えることに注力しそう。それも素敵です。袖からじゃ、西嶋さんから向井ちゃんが見えませんものね。 レビュータイトルにもしました軽口叩きながらのセックス。すごくよかったです。すげえ芸人っぽいなって。一人の人間としての自分と、芸人としての自分の狭間で必死に葛藤する西嶋さんに惚れました。西嶋さん、結構鍛えてるんだな。芸風的にヒョロ細系でもあり得ますが。さらにこれは芸人ファン視点ではあります が、メイン3人のうち西嶋以外は標準語なのも東京の劇場って感じがすげえ良かったです。文字数が足りないな。買ってください。
主人公の憧れである西嶋さんのキャラデザがド性癖です。 黒髪死んだ目口元のほくろ、飄々とした態度に関西弁。 ハピエン厨なので最後の結末にもほっこりしました。 そもそもストーリーが、男2:女1でカラオケ→宅飲み→男1人が寝落ち→寝ている側でえっちする、という結構不穏な展開からスタート。 そして寝落ちしていた西嶋さんに、「あんな声出すんですね」とエッチしたことがばれてしまうのですが…… そのあとはむしろ西嶋さんの方が執着丸出しで余裕なく激しくなっていてめちゃくちゃやらしいです。 あと主人公ちゃんが西嶋さんにフェラしながらオナニーしちゃうっていうめちゃくちゃえっちな子で最高でした。 その後西嶋さんに無理矢理イラマされる展開までずーーーっとえっちです。 「憧れの人に近づくため、自ら芸人になった」というハイパーバイタリティの持ち主なので、えっちなこと好きなのも頷けるなあと思いました笑 いやあ、セフレくんとのえっちを見せつけられて、普通に嫉妬して純愛になるの、どう考えても西嶋さんの方が激重でいいですね。ごちそうさまでした。
とてもキャラクターの感情の向け方が新感覚でありつつ、非常に濃厚なえっちの作品でめちゃくちゃ刺さりましたっ!! 最初にヒロインの向井ちゃんは推しの西嶋さんではなく、セフレである同期の竹内くんとセックスをするのですが、しっかりとエロが濃厚に描写されていて驚きました。 しかも、西嶋さんのことしか見ていない向井ちゃんに、竹内くんがやや思うところがあるような描写がされていて、彼の内心も複雑そうな感じで、完全に予想外の方向から殴られました。。。 こんな一つの作品で二つの執着(?)感情えっちを読ませていただいて良いのでしょうか… そして、一番刺さった部分なのですが、西嶋さんの向井ちゃんへの感情の向け方が芸人さんらしくてとても良かったです。 向井ちゃんの同期のセフレとの関係の聞き方が「あいつのファンやったん?」「おもろいん?あいつ」という感じで徹底して芸人としての評価を聞くスタンスでしたし、「他の芸人とせんといて、最悪美容師とかはええから」と向井ちゃんに縋るのも、本気で芸人として生きてきて、それを見ていてくれている向井ちゃんへの西嶋さんなりの愛情の向け方という感じで、独特ながらも非常に愛おしく感じられました! 芸人として燻ってて不安だったところに、ずっと見ていてくれた向井ちゃんが客席からいなくなり、他の芸人に抱かれているのを知って、きっと精神的に限界を迎えて向井ちゃんを抱いてしまったんだろうなと思うと、女に狂わされる男が性癖の人間としてはこの作品のシチュエーションは本当に最高に刺さりました…! あと向井ちゃんがとても可愛くてえっちな女の子なのも最高でした! 身体がとても感じやすくて流されやすい、とても危なっかしい子ですが、ひたむきに西嶋さんのことを想う向井ちゃんが、困り顔っぽい可愛らしい表情も相まって、とても好きです。 芸人とファンならではの独特の関係性の変化が濃厚に描かれたとても性癖に刺さる作品でした!
サークル「THE猥談」様からリリースされる作品の、「これは遊びだな」とわかる男がヘキに刺さるケースが多いため、予告でお見かけしたときからずっと発売を待っていました。 が!これは!これは…!!!!……ハピエンでは? 少なくとも物語の締め描き方はハピエンのように思います。 というか、恋愛感情かは別としても、あんまり遊び感がないぞ?となったんですね。 それはそれでよきでございました。 が。「遊びの男」が別に居るのは想定していなかったが!?ともなりました。 あ、「遊びの男」って、試し読みでも出てくるヒロインをセフレ扱いしてくる男のことを言っております。 好きな男が寝ている横でセフレとえっちする展開、どえっちだなー!と思いました。 猥談さんの作品は体験談ベースなのもあって、「そう来る!?」となるところが面白いなと思います。 羞恥心を煽られるシチュなんてみんな好きなんだから(クソデカ主語)。 ところで「兄さん」って、義理の兄弟という方向性ではなく、事務所の親しい先輩の呼び名、のようなものだったんですね。 自分が一方的に、ファンとしての憧れや好意の矢印を向けていた相手だったところから、(恋愛的な好意ではない可能性もありますが)執着を向けられるところって、物語的なロマンがあって好きだなあと思いました。 「俺のことを好きだったはずの女がライバルの男に抱かれてる」のは嫉妬するし燃え上がりますよね、わかる。 そして読み手の私は萌えるのでWIN-WINでございます。 個人的には、西嶋さんがちらっと見せる心の弱さというか、表現者特有の悩み?のような吐露にきゅんときました。支えたくなってしまうというか。 それこそ今まで手を出さなかったのも、ヒロインのこと大事に思う気持ちがあったからだと思うし。 そんなわけで、かわいい人で好きだなあとなりました。 どうかふたりの未来も幸せであれ!モデルの方たちも売れてくれているといいな。
ファンはあくまでファン。西嶋さんは画面の向こう側にいた存在で、その人とどうこうなる気がないというのがありありと表された冒頭。憧れの対象の真横で他の男とせっくすする向井さんに度肝抜かれました! 逆にその対象の西嶋さんは向井さんのこと最初からめちゃくちゃ意識してる、ある種逆転話でした。(竹内くん家に入った途端の向井さんの言動にいつもここに来てると感じてピクつく西嶋さん、可愛かったです) そして向井さん、ひょっとして流されやすくて誰とでもせっくす試し試しできる子なんだろか?西嶋さんに他人とのせっくすバレした直後に西嶋さんに喰らい付くとか凄いのよ。西嶋さんのセリフ「何がしたいん?向井ちゃん」に激しく同意してしまいました。自分に好意がありそうなのに掴めない雰囲気の向井さんに振り回される西嶋さんちょっとかわいそうかったけど、だからこそ嫉妬心ねじ込ませる描写にテンション上がります。小さいホール時代からステージ越しに認知してたの凄い。見てくれてる、て嬉しかったんだろうな。正面から見ててほしい、てもうそれ恋心以上な感情じゃないですか。 お互いの矢印はでてるのに、向きというか、色合いが全く違う2人がもどかしくもあり大人なそれでもあり、THE猥談ならではだなと思いました。 物語最後までファン濃度が高い向井さんでしたが、西嶋さんだけ、と約束したので今後は良きお付き合いを頼みます。
大好きな芸人さんを追いかけて、いつの間にか「芸人」自体に憧れて、事務所に入って憧れの芸人さんは「兄さん」に。 話だけ聞くとすげーーー美談! でもこちらの作品は猥談なのでね。 西嶋さんに元ファンということは隠しているヒロイン。 西嶋さんの隣で芸人仲間とエッチして 「起きないで!」って願いながら声を出さないようにクッションに顔を押さえつけるの最高でした。 憧れの人の隣で抱かれるって背徳感でどちゃクソ興奮するでしょ! 飲んだあと西嶋さんにあの日のことを指摘され、芸人仲間のファンなのか聞かれて「否」と答えるとホテルへ。 芸人界隈はファンだと寝るのか?とは聞きたくなりましたw 憧れの人とホテルに行ってヒロインが好き勝手して勝手にイッてイラマされて喜んじゃうヒロイン超どえっち。 彼はヒロインが自分のファンだったことも知っていました。 彼女は自分のことを見てくれていると思っていたから芸人仲間と寝ていたのがショックだったんです。かわいい。 なぜ自分と同じ側に来たのかなど話している中で 「俺が(ヒロインを)見れない」 と言うのがすごく印象的でした。 「俺面白くない?辞めた方がいい?」 ってクールな顔の裏でそんなこと考えてたの!?って思ったし、面白いって言われた後に一気に突っ込むの最高でした。 憧れの人から他の芸人と寝ないでって言われたらもう絶対寝ないですよね。 えちはバックの描写がエロすぎでした◎ 後日談を見て「セフレお前ー!!」ってなりましたw ヒロインのファンムーブ可愛すぎ。 ヒロインのためにも西島さん早急に売れてくれ! あとつまんない週刊誌にすっぱ抜かれるなよ! 一応ヒロイン的にはハピエンになるんでしょうか…? 難しいところです。 素敵な作品をありがとうございました。
DLsite / FANZAでの購入には、原寸の生画像ファイル(JPEG)が含まれます。